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本田健『ユダヤ人大富豪の教え』

      2014/08/16

 

 

あなたはお金の奴隷だろうか。それとも主人だろうか。

「お金との付き合い方には2つの方法しかない」

読者はこう断言される。もう一度自分の胸に聞いてみて欲しい。

「あなたはお金に振り回されているのか。それともお金をコントロールしているのか」

 

本書は『金持ち父さんと貧乏父さん』と並び評価される「お金の教科書」である。

筆者が海外に講演に行き、ユダヤ人大富豪と会って教えを乞うところから物語は始まる。

構成がよく工夫されており、お金の教科書でありながら自己啓発本としても物語としても楽しく読める。

私はこの本を物語としても大いに評価したい。お涙頂戴の薄っぺらい自称感動小説などより余程、心に響くものがあるはずだ。

 

本書では「お金の法則」を事細かに教えてくれる。もしあなたが自分を「奴隷」だと感じているならば、この本を読んでみて欲しい。人生観ならぬ「お金観」が変わるはずである。

私事であるが、私が繰り返し読む数少ない本のうちの一冊だ。

 

「教科書」である以上、「演習」もして欲しい。本書で求めている具体的なアクションを一覧にして、実行できるとこからやってみてほしい。

例えば、「第三者の考え方をも感じながら事を進めなさい」というものがある。相手の立場に立つというのはよく言われる事だが、第三者の立場に立つというのはあまり意識したことがないのではないか。

自分を客観的に見直す「メタ認知」と組み合わせれば、思考の幅が広がるはずだ。ぜひ試してみて欲しい。

 

©やのぱそ

 

 - やのぱそ

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